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業務はどの程度絞るべきか

行政書士業務の絞り込み方

行政書士の業務は絞り込むべきでしょうか。

行政書士の開業本なんかを見てると、

「業務を絞って特定の業務に特化しなさい」

と書いてあることが多いです。

ある特定の業務、例えば、会社設立なら会社設立で、一本に絞って、会社設立専門の行政書士になれと。
そして、他の自分が取り扱ってない業務を頼まれたら、他の先生に紹介しろと。
「何でもやるのは何もできないのと同じ」と、こう言うのです。

業務の経験が少ないのですから、それほど幅広い業務に対応できる訳もなく、言っている事は間違いないと思います。

問題は、どの程度まで絞り込めばよいかという事です。

実際に調べてみると、特定の業務に特化している先生というのはそれほど多くないのです。
陸運局周辺の行政書士が、自動車専門だという事くらいで、他の先生方は、「専門」と謳っていても、「会社設立専門」と「相続専門」など、複数の業務を「専門」と言っている先生がほとんど。
これは新人の先生でもベテランの先生でも同じです。

実際に取り扱う業務を絞り込む事は大切だと思いますけど、どの程度まで絞り込めば良いかが何とも難しい問題だと思います。
特に僕のような実務経験の無い者にとっては、どれもやった事のない業務で、それをどれか1つに絞れと言っても、難しいですね。

僕は今のところ、相続と遺言を中心にやって行こうと思ってます。
でもこれは長い目で見ると、現在クレサラ専門でやっている司法書士が、将来、相続業務を取り扱う事が多くなるであろうことや、弁護士の数が増えていく事などを考えると、非常に危険な選択と言えるかもしれません。
それに、ほとんどの士業が、メインではないにしても相続案件というのは扱っているので、市場的にあまり魅力はないと言えるかもしれません。

相続に特化するよりも、もう1つくらい取り扱える業務を持った方が良いのではないか・・・。
でも、そうなると結果的にかなりの数の業務を覚えていかないといけない事になりそう。
それよりも、まず1つにだけ特化して、業務をマスターしてから、他の業務を始めた方が良いのではないか・・・。

・・・悩みは尽きませんね。

すぐに答えは出ないと思います。

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